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脆弱性診断(セキュリティ診断)とは?必要性や種類、ペネトレーションテストとの違いなどについて解説 ソフトウェアテスト・品質保証

更新日:2024/10/11 SAブログ編集部

脆弱性診断(セキュリティ診断)とは?必要性や種類、ペネトレーションテストとの違いなどについて解説

はじめに

企業に対してのサイバー攻撃や企業による情報漏洩など、セキュリティに関するニュースが増えてきました。こうしたニュースを目にする中で、「自社のセキュリティは安全なのだろうか?」と不安を抱える方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、企業のセキュリティリスクを未然に防ぐための方法の一つである「脆弱性診断」について、その基礎知識や必要性、種類などをわかりやすく解説します。また混同されやすいペネトレーションテストとの違いについても解説します。

脆弱性診断とは

脆弱性診断とは、システムやアプリケーションのセキュリティ上の弱点である「脆弱性」を見つけ出し、そのリスクを評価する診断のことです。情報漏えいやサービス停止などのセキュリティインシデントを未然に防ぐために重要な対策として位置付けられています。

そもそも脆弱性診断とは

そもそも「脆弱性」とはどのようなものなのでしょうか。脆弱性とは、コンピュータシステム、ソフトウェア、ネットワークなどにおけるセキュリティ上の弱点のことです。具体的には、設計上の欠陥やコーディングミス、設定ミスなどが挙げられます。

攻撃者はこれらの脆弱性を悪用し、システムに侵入したり、データを盗んだり、サービスを妨害したりする可能性があります。

脆弱性が生まれる原因

脆弱性が生まれる原因の例としては以下が考えられます。

  • 複雑なシステム設計:システム設計段階で不備が残ったままソフトウェアを作成してしまったことで、脆弱性が生まれてしまう可能性があります。現代のシステムは非常に複雑化しているため、全ての脆弱性を排除することは難しいと言えます。
  • 開発者の人為的ミス:開発者のセキュリティに関する知識の不足やセキュリティ設定の誤りなどにより、脆弱性が生み出されてしまうことがあります。セキュリティ設定が甘く、外からの攻撃を防ぐための対策が充分ではないため、脆弱性を生み出してしまう原因となるでしょう。
  • ソフトウェアの更新不足:ソフトウェアの更新プログラムには、既知の脆弱性を修正するパッチが含まれていることが多いため、更新を怠ると脆弱性を放置することになります。そのため、定期的に最新プログラムが適用されているのかを見直すようにしましょう。

脆弱性を放置することの危険性

脆弱性を悪用したサイバー攻撃の例としては以下が挙げられます。システムの複雑化が増えたことにより、脆弱性の数自体も増えているため、脆弱性を悪用されてしまう可能性も高くなっています。

攻撃の種類 内容 影響
情報漏えい 顧客情報や機密情報などの重要なデータが盗難される 金銭的損失、信用失墜、訴訟リスクなど
サービス妨害攻撃(DoS/DDoS攻撃) Webサイトやシステムに大量のアクセスを集中させ、サービスを停止させる 業務停止、機会損失、風評被害など
改ざん Webサイトの内容を書き換えられたり、偽のWebサイトに誘導されたりする 信用失墜、詐欺被害、業務妨害など

上記以外にも、脆弱性を悪用したランサムウェアによる被害も増加しています。ランサムウェアとは、感染したコンピュータ内のデータを暗号化し、復号と引き換えに身代金を要求するマルウェアです。企業は、これらのリスクを理解し、適切なセキュリティ対策を講じる必要があります。

参照:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)

脆弱性診断の必要性

IT技術の進化と普及に伴い、企業活動においてもシステムやネットワークが重要な役割を担うようになりました。

しかし、その一方で、お伝えしてきたとおり、サイバー攻撃の手口はますます巧妙化し、企業の機密情報や顧客の個人情報が漏洩するリスクが高まっています。このような状況下において、企業はセキュリティ対策を強化し、情報漏洩のリスクを最小限に抑えることが求められています。

そこで重要となるのが脆弱性診断です。こちらでは、脆弱性診断の必要性について詳しく解説していきます。

サイバー攻撃の増加と巧妙化

近年、サイバー攻撃の件数は増加の一途を辿っており、その手口も巧妙化しています。

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が公開している「情報セキュリティ10大脅威 2024」によると、組織を狙った攻撃では、ランサムウェアによる被害の拡大や、サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃などが報告されています。

これらの攻撃は、システムやネットワークの脆弱性を悪用して行われることが多く、企業は脆弱性診断を実施することで、自社のセキュリティ対策の現状を把握し、攻撃のリスクを低減することが重要です。

脅威 内容
ランサムウェアによる被害の拡大 機密性の高いデータやシステムを暗号化し、その復号と引き換えに身代金を要求する攻撃。攻撃対象は、大企業だけでなく、中小企業や地方自治体にも拡大しており、被害規模も増加傾向にある
サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃 取引先や委託先など、サプライチェーンを構成する組織のシステムやネットワークの脆弱性を悪用し、最終的な攻撃対象に被害を与える攻撃。攻撃者は、サプライチェーンの中でセキュリティ対策が脆弱な組織を標的にすることが多い
標的型攻撃による機密情報の窃取 特定の組織や個人を狙い、機密情報や個人情報を窃取する攻撃。攻撃者は、事前に標的を調査し、その組織や個人が利用するシステムやネットワークの脆弱性を悪用する

引用:独立行政法人 情報処理推進機構 「情報セキュリティ10大脅威 2024」

個人情報保護の観点

企業は、顧客や従業員の個人情報を適切に管理する責任が求められます。個人情報保護法では、個人情報を取り扱う事業者に対して、安全管理措置の実施が義務付けられています。

脆弱性診断は、個人情報を含む重要なデータが保管されているシステムやネットワークの脆弱性を発見し、適切なセキュリティ対策を講じることで、個人情報漏洩のリスクを低減し、企業の責任を果たすことが可能です。

企業の信頼を守る

情報漏洩が発生した場合、企業は社会的信用を失墜させ、経済的な損失を被る可能性があります。顧客離れや取引停止、風評被害など、その影響は計り知れません。脆弱性診断を定期的に実施し、セキュリティ対策を強化することで、情報漏洩のリスクを最小限に抑え、企業の信頼を守ることが重要です。

情報漏洩によって企業にはさまざまな影響が出ます。以下は情報漏洩による影響の例になります。

  • 顧客離れ:情報漏洩により顧客からの信頼を失い、顧客離れを引き起こし、結果として取引停止になってしまう可能性がある。
  • 取引停止:取引先からの信頼を失い、取引停止に追い込まれる可能性がある。
  • 風評被害:情報漏洩が報道されるなどして、企業の評判が傷つき、風評被害を受ける可能性がある。
  • 訴訟リスク:情報漏洩により、顧客や取引先から損害賠償請求訴訟を起こされる可能性がある。
  • 株価下落:上場企業の場合、情報漏洩により、投資家からの信頼を失い、株価が下落する可能性がある。

脆弱性診断の種類

脆弱性診断は検査対象(Webアプリケーションやネットワークなど)やWEBアプリケーションフレームワーク(React、Angularなど)、CMS(Wordpress、Drupalなど)ごとに脆弱性が異なるため、対象に応じて適切な脆弱性診断を実施する必要があります。

以下では、脆弱性診断の種類の一部を紹介します。

Webアプリケーション診断

Webアプリケーション診断は、企業が開発したWebアプリケーションに潜む脆弱性を発見するための手法です。ECサイトやゲームアプリ、SNS、バックオフィスなど、Web上で利用可能なすべてのアプリケーションが対象となります。

Webアプリケーションは多様な機能とプログラミング言語を使用しており、それぞれ特有の脆弱性が存在します。そのため、柔軟な診断が求められます。診断では、「SQLインジェクション」や「クロスサイトスクリプティング」などの一般的な脆弱性だけでなく、システムの利用環境に合わせて、システム停止や情報漏えい、データ改ざん、不正アクセス、認証回避などに繋がるリスクを洗い出します。

Webアプリケーション診断で検出できる代表的な診断項目

項目 概要
SQLインジェクション Webアプリケーションの入力フォームなどに悪意のあるSQL文を入力することで、データベースを不正に操作する攻撃を招く脆弱性を診断
クロスサイトスクリプティング(XSS) Webアプリケーションの脆弱性を悪用し、ページを閲覧した不特定多数のユーザーのブラウザ上で悪意のあるスクリプトを実行させる攻撃を招く脆弱性を診断
クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF) Webアプリケーションの脆弱性を悪用し、ユーザーに意図しない操作を強制的に実行させる攻撃を招く脆弱性を診断
セッションハイジャック ユーザーのセッション情報(アクセスの開始から終了までの一連の流れ)を盗み取り、なりすましてWebアプリケーションにアクセスする攻撃を招く脆弱性を診断
ディレクトリトラバーサル Webサーバーのファイルシステムに不正にアクセスし、機密情報などを盗み出す攻撃を招く脆弱性を診断

プラットフォーム診断

プラットフォーム診断は、サーバーやネットワーク機器などのインフラストラクチャに対して実施されます。この診断の目的は、基盤となるシステムのセキュリティレベルを評価し、潜在的な脆弱性を特定することです。

適切な設定がされていないシステムやサービスは、外部からの攻撃に対して脆弱であり、セキュリティリスクを高める可能性があります。プラットフォーム診断を通じて、システムの安全性を確保し、攻撃に対する耐性を強化することができます。

プラットフォーム診断で検出できる代表的な診断項目

項目 概要
ポートスキャン(対象のグローバルIPアドレス) 外部からアクセス可能なIPアドレスに対してポートスキャンを実施し、開放されているポートを特定します。開放されたポートが不適切に設定されている場合、攻撃者が利用する可能性があるため、適切な管理が必要です。
設定の適正チェック(暗号方式、サーバー証明書など) サーバーやネットワーク機器の設定が適切かを確認します。特に、使用されている暗号方式が安全であるか、サーバー証明書が正しく設定されているかを検証します。不適切な設定は、データの盗聴や改ざんのリスクを引き起こす可能性があります。
Webサーバーに対する脆弱性検査 Webサーバーが外部からの攻撃に対して脆弱でないかを確認します。SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)など、一般的なWeb攻撃に対する耐性を検証し、必要に応じて改善策を提案します。
Mailサーバーに対する脆弱性検査 Mailサーバーが適切に保護されているかを診断します。オープンリレー設定がされていないか、スパムフィルタが適切に機能しているかなど、Mailサーバーのセキュリティを確認します。
DNSサーバーに対する脆弱性検査 DNSサーバーが安全に運用されているかを確認します。DNSキャッシュポイズニングやゾーン転送の無許可実行などのリスクがないかを検証し、設定の見直しが必要かどうかを判断します。

ソースコード診断

ソースコード診断は、開発者が記述したソースコードそのものを対象に、潜在的な脆弱性やバグ、セキュリティ上の問題を検出する診断手法です。コードの論理的なエラーやセキュリティリスクを見つけ出し、脆弱性が悪用されるリスクを最小限に抑えることを目的としています。

ソースコード診断は、システムやアプリケーションがリリースされる前に実施することで、セキュリティインシデントを未然に防ぎます。

ソースコード診断で検出できる代表的な診断項目

項目 概要
SQLインジェクション ユーザーからの入力が適切にエスケープ(特定の文字や記号が安全な形に変換する処理)されていない場合、攻撃者がSQLクエリを不正に操作し、データベースに対して不正な操作を行うリスクがあります。このような脆弱性がないかコードをチェックします。
クロスサイトスクリプティング(XSS) 悪意のあるスクリプトがWebページに挿入されることにより、ユーザーのブラウザ上で意図しない動作が実行される可能性があります。XSSの脆弱性が存在しないかをコードレベルで確認します。
バッファオーバーフロー バッファサイズを超えるデータが入力された場合、メモリ領域に対する不正なアクセスが行われる可能性があります。コードが適切に管理されているかを検査します。
ハードコードされたパスワードやキーの検出 ソースコード内に暗号鍵やパスワードがハードコードされていると、システムのセキュリティが大幅に低下します。これらの情報がコード内に存在しないかを検出します。
セキュリティ設定の不備 アクセス制御や認証の実装が正しく行われていない場合、攻撃者が不正にシステムにアクセスするリスクが高まります。これらの設定が適切に実装されているかを検査します。

ホワイトボックステストとは、ソースコード診断のことを指します。一方ブラックボックステストとは、ソースコードや設計書などを対象とせずにシステムの外部からアクセスして診断する方法になります。

ホワイトボックステストとブラックボックステストの詳細について、よろしければ合わせて参照ください。

ホワイトボックステストとは

ソフトウェアテスト技法のひとつ、ブラックボックステストとは|その特徴や技法について

脆弱性診断の方法

脆弱性診断の方法は2つあります。手動診断とツール診断になります。

メリット デメリット
手動診断 精度が高い:複雑な脆弱性やツールでは見つけにくい問題を発見することが可能 時間とコストがかかる:手作業のため診断に時間がかかり、人件費も高くなる傾向がある
柔軟性がある:システムの特性やビジネスロジックを考慮した診断が可能 診断結果にばらつきが出る:エンジニアの経験やスキルに依存するため、診断結果にばらつきが出る可能性がある
ツール診断 コストを抑えることが可能:手動診断に比べ、診断コストが低く、スピードも速い 細部の診断ができない:複雑なシステムの場合、細部まで診断できない可能性がある
同時診断が可能:システムやアプリケーションを同時に診断することが可能

 

手動診断

手動診断は、セキュリティエンジニアやホワイトハッカーが手作業で脆弱性を検出する方法です。システムやアプリケーションの動作を直接確認し、攻撃者の視点で脆弱性を見つけ出します。しかし、専門的なスキルと知識を持ったエンジニアが対応するため、コストが高い傾向にあります。

ツール診断

ツール診断は、自動化されたソフトウェアツールを使用して脆弱性を検出する方法です。ツールがシステムをスキャンし、自動で診断します。手動診断と比較すると、コストを抑えることが可能ですが、複雑かつ細部までの診断は難しい傾向にあります。

脆弱性診断とペネトレーションテストの違い

脆弱性診断とペネトレーションテストはどちらもセキュリティ対策として重要な手法ですが、その目的や範囲、手法には違いがあります。それぞれの違いを理解することで、自社のセキュリティ対策に最適なサービスを選択することができるでしょう。

脆弱性診断 ペネトレーションテスト
目的 システムやアプリケーションのセキュリティ上の欠陥や脆弱性を発見し、修正すべき箇所を明確にすること 攻撃者の視点で、実際にシステムやアプリケーションに侵入を試み、現実的な脅威を評価すること
範囲 対象システム全体または特定の範囲を網羅的に診断 特定のシステムやアプリケーション、または業務プロセスに焦点を当てて実施
手法 自動化ツールを用いた診断が中心 手動による侵入テストが中心
費用 比較的安価 高額になる傾向がある
実施の頻度 年に1回程度 年に1回程度
システムに変更があった場合は都度実施を推奨
報告内容 検出された脆弱性のリスト、深刻度、対策方法などを記載 攻撃シナリオ、侵入経路、影響範囲、対策方法などを具体的に報告

このように、脆弱性診断とペネトレーションテストは、目的や範囲、手法などが異なるため、それぞれの特性を理解した上で、自社のセキュリティ対策に最適な方法を選択することが重要です。

脆弱性診断に関するよくある質問

  • 脆弱性診断はなぜ必要なのですか?

脆弱性診断は、企業のシステムやアプリケーションに潜む脆弱性を早期に発見し、セキュリティリスクを低減するために必要です。脆弱性が放置されると、システム侵入やデータ漏えい、不正アクセス、サービス停止などといった重大なセキュリティ事故に繋がる可能性があります。定期的に診断を行うことで、これらのリスクを未然に防ぎ、企業のセキュリティレベルを維持・向上させることができます。

  • 脆弱性診断を実施する際の注意点は?

脆弱性診断を実施する際には、診断範囲を明確にし、対象のシステム全体がカバーされるようにすることが重要です。診断は、OWASPやCISベンチマークなどの国際基準に準拠して行うようにしましょう。また、診断中にシステムの稼働に影響を与えないように、事前に影響範囲を確認し、必要に応じてバックアップをとるなどの対策を講じることが求められます。診断結果を受けて、脆弱性に対する修正計画を適切に策定し、発見された問題が再発しないよう、修正内容を記録しチーム内で共有することも重要です。

  • 脆弱性診断の結果、脆弱性が発見されなかった場合は安全ですか?

脆弱性が発見されなかった場合でも、完全に安全であるとは限りません。診断で発見されない脆弱性や、新たに発見される可能性のある脆弱性が存在することもあります。また、システムやアプリケーションは時間とともに変化し、新しい脆弱性が発生する可能性があるため、定期的な診断を行うようにしましょう。

  • 脆弱性診断の費用の目安は?

脆弱性診断の費用は、診断の範囲や規模などによって異なります。また、診断手法によっても異なります。手動診断の場合、数十万円から数百万円の費用がかかることがありますが、ツール診断であれば比較的安価に実施できることが多いです。

  • 脆弱性診断に関する相談はどこにすれば良いですか?

SHIFT ASIAでは、ホワイトハッカーの診断プロセスを徹底的に分析・細分化することで、そのスキルを標準化し、高品質な脆弱性診断を提供しています。

標準化により実現された「高品質・低価格・短納期」を特徴とし、高いフレキシビリティを備えています。また、診断とセットになったコンサルティングや汎用性のあるレポートフォーマットも高く評価されています。さらに、診断基準は、OWASP、ASVS、MASVS、CISベンチマークなどの国際基準に準拠しており、金融・銀行業界をはじめ、セキュリティ要求の高い業界から、WEBやモバイルアプリケーションを提供するさまざまな業界に至るまで、多くのお客様にご利用いただいています。

自社のサイトやサービスの脆弱性に関してお悩みの方は、ぜひお気軽にSHIFT ASIAにご相談ください。

さいごに

今回は脆弱性診断について、その基礎知識や必要性、種類、ペネトレーションテストとの違いなどについて解説しました。

改めて脆弱性診断とは、システムやアプリケーションのセキュリティ上の脆弱性を見つけ出すための診断です。昨今のサイバー攻撃の増加や個人情報保護の観点から、脆弱性診断を導入する企業も増えてきました。

脆弱性診断について何かございましたら、いつでもお気軽にSHIFT ASIAにご相談いただけると幸いです。

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