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自動化を含むテストプロセスの構築と改善により、高品質なオフショア開発体制を実現
オフショア開発を通じてシステムやアプリケーションを開発している企業の中には、品質面で課題を抱えている企業が少なくありません。
今回は、グローバル規模でさまざまなオンライン旅行サービスを提供しているお客様に対して、一気通貫でのテスト支援により旅行予約サイトの品質向上を実現した事例をご紹介します。
お客様の課題
同社は絶えず変化するユーザーの嗜好やニーズに対して常に先回りして応え続けるため、スケーラビリティやコスト効率を重視し、東南アジア地域にあるオフショア開発拠点を軸に自社システムの開発・運営を推進していました。
ただ、次第にオフショア開発で起こりがちな品質面での課題が徐々に顕在化するようになったため、オフショア開発における品質向上を目指し、SHIFT ASIAとの協業が実現しました。
お客様の要件
お客様がSHIFT ASIAとの協業を通じ、成し遂げたかったのは以下の要件でした。
- オフショア開発における豊富な知見や経験をベースに、テストプロセスの構築および改善を実現したい
- 費用対効果を測りながら、より適切な粒度でのテストを推進したい
- 限られた開発リソースを最適化し、より生産性の高い開発体制を構築するため、テスト工程の効率化および高度化を実現したい
SHIFT ASIAの対応と成果
この協業においてSHIFT ASIAは、テスト計画フェーズから参画し、テスト計画・テスト設計・テスト実行から自動テストの実装まで、テスト工程をトータルでご支援しました。
また、お客様側の開発チームと連携し、新たにテストプロセスを構築。機能の追加からテスト、不具合の修正確認までの一連のプロセスをスムーズに実施できる状態としました。さらに、テストの実施に加え、テストプロセスの構築によりクライアント側のテスト品質自体を引き上げることで、短期だけでなく中長期的なシステム品質の向上に貢献しました。
具体的には機能の重要度に基づき優先順位を明確化し、費用対効果を鑑みながら機能ごとに適切な粒度でテスト観点を設定。特に重要なユーザーフローに対しては、フローに沿ったシナリオテストを設計し実施することで、関連する画面や機能を包括的に検証しました。
このほか、テスト工程の効率化および高度化という面では、テスト自動化を通じたリグレッションテスト(回帰テスト)の大幅な工数削減や、テストと開発の分業による各工程の生産性向上も実現しました。APIテストに関しては、SeleniumベースのSHIFT独自フレームワーク「Racine」を用いAPIテストの自動化を行いました。
使用技術・言語など
・CAT(SHIFTが開発・提供する統合型ソフトウェアテスト管理ツール)
・Jenkins(継続的インテグレーション支援ツール)
・Postman(APIツール)
・Allure(自動テストリポートツール)
ソリューションサマリ
・テスト計画
・テスト設計
・テスト実行
・テスト自動化(リグレッションテスト、APIテスト)
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