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あらためて、オフショア開発とは|日本においてオフショア活用が進む理由 オフショア開発

更新日:2024/03/11 SAブログ編集部

あらためて、オフショア開発とは|日本においてオフショア活用が進む理由

オフショア開発とは

オフショア開発(offshore development)とは、主にソフトウェアやWEBシステム、アプリケーションなどの開発業務を海外の開発企業や現地法人、または現地の人的リソースを活用して行う委託開発の手法の1つです。
広義には、開発だけでなくインフラの構築や保守運用などを海外企業に委託することもオフショア開発に含まれます。

日本においては、ITエンジニアをはじめとするIT人材の不足を背景に、主にコストや人的リソース面でのメリットや、開発環境の変化といった理由などからアジアを中心にオフショア活用が進んでいますが、近年ではその活用方法や地域に新たな傾向が見られ始めています。

こちらの記事では、実際にベトナムでオフショア開発・品質保証に携わる立場から、現場での経験も踏まえあらためてオフショア開発が活用されている理由や背景についてご紹介いたします。

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オフショア開発の活用が進んでいる理由

日本においてオフショア開発の活用が進んでいる背景として、以下の3つが大きな理由として挙げられます。

日本国内でのIT人材確保がますます難しくなっている

ビジネスにおけるDXニーズはさらに加速し、また日常生活においてもITは切っても切り離せないものとなっている現代において、国内におけるIT及びITエンジニアをはじめとするIT人材に対する需要は年々高まっています。
その一方でIT人材の供給が国内だけでは十分に追い付かない状況から、IT人材の不足とコストの高騰が大きな課題となっており、そのソリューションの一つとして高度IT人材を多数抱えるアジア諸国を中心としたオフショア開発が活用されていることは以前から広く言われているとおりです。

2023年版『オフショア開発白書』から読み解く、オフショア開発の最新動向
オフショア開発でベトナムが選ばれる3つの理由|『オフショア開発白書』が示す強みとは

実際に、ITエンジニアの転職求人倍率は極めて高い水準となっており、2024年1月のデータによればITエンジニアの求人倍率は12.06倍と10倍を上回っています。
出典:転職支援サービスdoda(デューダ)|転職求人倍率レポート(2024年1月)

さらに、近年ではIT人材不足に起因する理由に加え、オフショア開発国における技術力の向上や、ノウハウの蓄積による手法の成熟化が進んできていることも活用が進む一つの理由となっていると考えます。

オフショア開発国における技術力の向上

ベトナムを例に挙げると、AIやIoT、ブロックチェーン、AR/VRといった先端技術の開発事例が増えてきており、日本向けのみならず欧米向けに先端技術をベースとしたソリューションを提供している開発会社も出てきています。

その背景としては様々な要因が考えられますが、国策として高度IT人材の教育・輩出を掲げていることや、ITエンジニアをはじめとするIT人材はベトナム国内における職業の中でもトップクラスの高い給与を得られることから、優秀な人材がこぞってIT業界を目指すという構造が出来上がっていることが大きな要因として挙げられます。

データとしては、ベトナムの大手IT人材採用プラットフォームであるTopDevから発行されている「Vietnam IT Market Report 2023 Vietnam Tech Talents Report」によれば、ベトナムのITエンジニアのスキル価値は世界でもトップ10に入っており、HackerRankによるレポートでも世界23位と上位に位置していると述べられています。

VIETNAMESE DEVELOPERS’ COMPETENCY

出典:Vietnam IT Market Report 2023 Vietnam Tech Talents Report

また、続々と新たな開発手法やツールが生まれ、技術やノウハウがインターネットやエンジニアコミュニティを通じて広くシェアされるなかで、得られる情報の格差は以前に比べ格段に縮んできています。
優秀層のITエンジニアは英語を使用できることが多く、英語の文献などの最新の技術的な情報を自然に収集し取り入れています。
このように、比較的英語能力が高いことも技術的なアドバンテージに繋がっていると考えられます。

こうした環境においては、いかに新しい技術を素早くキャッチアップし取り込んでいくかが非常に重要となることから、技術力が給与に直結する企業文化や、高い学習意欲を持つ国民性、そして平均年齢が30歳台前半という人材の若さといったものが技術力の向上に対して有利に働いているのではないでしょうか。

こういった背景もあってか、近年では自社のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目的にベトナムに進出する動きも強まっています。

DX推進の拠点として注目を集め始めたベトナム

オフショア開発の一般化および手法の成熟

2000年代の後半から「オフショア開発」が大きな話題となり、これまでに多くの企業が中国やインド、ベトナムといった国々でオフショア開発をおこなってきた中で、多くの成功事例・失敗事例が経験として積みあがってきています。
またインターネット上でもオフショア開発に関する多くの情報を取得できるようになった上、創業10年を超える老舗と呼べるオフショア開発企業から特定の領域に特化した新興企業まで様々なタイプの企業が選択肢として存在しているなかで、かつて一部の限られた企業のみが活用できた「オフショア開発」という手段の活用ハードルは段々と低くなってきています。

実際に日本向けのオフショア開発の市場規模は年々拡大を続けており、矢野経済研究所によると「2014年度から2019年度までの日本国内向けオフショアサービス市場規模(事業者コストベース)は、年平均成長率(CAGR)3.6%で推移し、2019年度に16億78百万米ドルになると予測」されています。
また、オフショア開発情報を提供するセカイハブによれば、2019年以降も同様の成長率で推移した場合、同市場規模は2023年には19.3億ドル(1ドル140円とすると約2700億円)に達すると言われています。

参照:オフショア開発とは|オフショア開発の歴史や市場規模、注目を集める理由、メリット・デメリットまで徹底解説

こういった背景からオフショアの活用が進むなかで、コミュニケーションや文化、開発の体制や進め方に起因するいわゆる「オフショア開発特有の課題」の分析や、それに対するソリューションについても過去の事例や実績をベースにノウハウの蓄積が進んでいます。
その結果として、かつては特殊な手法としてチャレンジの意味合いが強かったオフショア開発が徐々に一般化され、つまずきやすいポイントについてはあらかじめ予防線を張りつつ、優れたリソースを背景に高いレベルのアウトプットを実現するための方法論を各社が確立してきているように思います。

国内のITリソースの需給関係からオフショア活用に目をむける企業が増える中で、オフショア開発の一般性はますます強まっていくのではないでしょうか。

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私たちSHIFT ASIAは、ソフトウェア品質保証・第三者検証のリーディングカンパニーである 株式会社SHIFT(プライム市場上場)の海外戦略拠点として、2016年の創立以来ベトナム・ホーチミンにてソフトウェアテスト事業を手掛けながら、近年はソフトウェア開発にも事業領域を拡大させてきました。

長年に渡り培ってきた品質保証のナレッジとハイレベルなエンジニアの技術力を背景とした、高品質かつスピーディな開発をその特長としています。

オフショア開発やソフトウェアの品質面などでお悩みや課題を抱えられている方は、ぜひ一度SHIFT ASIAにご相談ください。

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