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2022年に注目されそうな12のITトレンドとは? ビジネス・ITトレンド

Dec 27, 2021 SAブログ編集部

2022年に注目されそうな12のITトレンドとは?

はじめに

2021年の年の瀬を迎え、2022年に対する期待も高まりつつあります。そこで今回は2022年に大きな発展が見込まれそうな最新のITトレンドをご紹介するため、大手IT調査会社のガートナーの調査をもとに注目すべき12のテクノロジー動向について探ってみたいと思います。

ガートナーが発表した2022年に”来そうな”トレンドとは

ガートナージャパンは2021年11月に「戦略的テクノロジのトップ・トレンド」の2022年版を発表し、来年注目すべき12の技術トレンドを明らかにしました。同社はこれら12の技術トレンドについて「成長の加速」、「変化の形成」、「信頼の構築」という3つの切り口で分類した上で分析、紹介しています。それでは以下に順番にみていくことにしましょう。

「成長を加速する」技術トレンド

まず成長の加速に寄与する技術トレンドして注目されるのが以下の4つです。

1. ジェネレーティブAI

現在、飛躍的に進化し続けているAI(人工知能)の領域で最も注目を集めそうなのがジェネレーティブAIです。ジェネレーティブAIについて、ガートナーはAIがデータを通じてコンテンツやオブジェクトを学習することで創造的かつ現実的で、まったく新しいアウトプットを産み出す機械学習手法と定義しています。

2. オートノミック・システム

オートノミック (Autonomic)とは「継続して進化する自律性」 を意味します。つまり、オートノミック・システムとは環境から学習する自己管理型の物理システム/ソフトウェア・システムを指します。オートノミック・システムは外部からソフトウェアを更新しなくても、自らアルゴリズムを動的に書き換えられるのが特徴です。その意味で、自動化(Automated) や自律化 (Autonomous) したシステムとは異なる概念です。ガートナーは、これにより従来のプログラミングや単純な自動化では対応できないような環境にも迅速に適応できるとしています。

3. トータル・エクスペリエンス (TX)

トータル・エクスペリエンス (TX)は、従来のCX(カスタマー・エクスペリエンス、顧客体験)、UX(ユーザー・エクスペリエンス)、EX(従業員エクスペリエンス)などをすべて融合したビジネス戦略です。TXが目指しているのは、顧客やユーザー、従業員などの個別のステークホルダーを対象とした体験価値の最大化ではなく、あらゆるステークホルダーから信頼や満足、ロイヤリティなどを獲得できるようにするために必要な統合的なアプローチと言えるでしょう。

4. 分散型エンタプライズ

リモートワークの普及を受け、企業は今後さまざまな場所に拠点を置く人材で構成されるようになっていくでしょう。ガートナーはこうした組織の大きな変化を分散型エンタプライズへの進化と捉え、こうした分散型組織への移行が企業の成長加速に寄与すると指摘しています。具体的には、同社は「2023年までに分散型エンタプライズの利点を生かしている組織の75%は、競合他社よりも25%速く売り上げ拡大を実現する」との予測を示しています。

「変化を形づくる」技術トレンド

上に挙げた4つはいずれもビジネスの成長を加速させるドライバーとして期待されている技術トレンドと言えますが、次にゲームチェンジャーになる可能性を秘めている技術トレンドが以下の4つです。

5. AIエンジニアリング

AIがあらゆるビジネスで活用されるようになるにつれ、企業にはAIモデルを継続的に利用するための統合的なアプローチが求められています。AIエンジニアリングとはこうした取り組みを具現化したものであり、これにより企業は日々進化し続けているAIをうまく活用し、継続的にビジネス価値を高めることができるようになります。

6. ハイパーオートメーション

ハイパーオートメーションは文字通り、可能な限り多くのプロセスを自動化することで、成長の加速とビジネスのレジリエンス向上を目指す取り組みです。自動化を進めることは、仕事の質の改善、ビジネス・プロセスの高速化、さらに意思決定におけるアジリティの強化という3つのメリットがあるとされています。

7. 意思決定インテリジェンス

ビジネスをめぐる環境がますます複雑化し、不確実性が高まる現代では意思決定という行為自体がますます難しくなっています。このため、人の勘や経験に頼った従来の意思決定に代わり、AIやデータサイエンスを活用した意思決定モデリングの導入など、意思決定プロセスにテクノロジーを融合させた意思決定インテリジェンスの活用が今後増えていくことが見込まれています。ガートナーは今後2年間で大企業の3分の1が自社の競争優位性を高めるためにこうした意思決定インテリジェンスを利用するようになるとしています。

8. コンポーザブル・アプリケーション

コンポーザブル(Composable)とは直訳では、「複数の要素や部品などを結合して組み立て可能な」という意味を持っています。つまり、コンポーザブル・アプリケーションとは従来型のモノリシックなシステムを分割して組み換え可能にするアーキテクチャを備えたアプリケーションを指します。変化する時代にビジネスがうまく適応していくための手段として、ガートナーは迅速かつ安全で効率的なアプリケーション変更をサポートするテクノロジ・アーキテクチャがますます重要になってくるだろうと予測しています。

「信頼を構築する」技術トレンド

それでは、最後に企業が信頼を構築するために重要になる技術トレンドが以下の4つです。

9. クラウド・ネイティブ・プラットフォーム

クラウド・ネイティブ・プラットフォームとは、クラウド・コンピューティングのメリットを徹底的に活用したプラットフォームを意味します。要するに初めからクラウド上で稼働することを前提とし、クラウドならではの良さを最大限に発揮できるように設計されたシステムです。クラウド・ネイティブ・プラットフォームを活用することで、より迅速なデジタル施策の推進やコスト削減が可能になると期待されています。

10. プライバシー強化コンピュテーション

企業があらゆるステークホルダーから信頼を得るには、個人情報などのプライバシーの保護にも真摯に取り組むことが欠かせません。プライバシー強化コンピュテーションとは、個人情報や機密情報をデータ、ソフトウェア、ハードウェアのレベルで保護する手法であり、機密性やプライバシーを損なうことなく、データの共有、保存、分析の安全性を確保できるのが特徴です。具体的には、機密データの処理や分析を行うために信頼できる環境を提供するテクノロジー、2つ目は処理とアナリティクスを分散した形で実行するテクノロジー、そして3つ目は処理やアナリティクスに先立ち、データやアルゴリズムを暗号化するテクノロジの3つで構成されています。プライバシー強化コンピュテーションはプライバシーやセキュリティを維持しながら、データを共有したいというニーズの高まりに対応しています。

11. サイバーセキュリティ・メッシュ

サイバーセキュリティ対策には既に個々の構成要素(エンドポイント)単位で防御を固める「エンドポイントセキュリティ」や全て信頼できない(ゼロトラスト)という前提に立ってあらかじめ決められたリソースの使用を認める「ゼロトラスト」など、さまざまな取り組みがあります。サイバーセキュリティ・メッシュとは、スケーラビリティ、柔軟性、信頼性の高いサイバーセキュリティ・コントロールに対する最新の分散型アーキテクチャのアプローチです。 これにより、例えば、オフィス外からも社内のデジタル資産に安全にアクセスすることなどが可能になるとされています。

12. データ・ファブリック

データ・ファブリックとは、複数のプラットフォームやビジネス・ユーザーをまたぐ形で存在するデータを統合し、高い柔軟性とレジリエンスを持たせたものです。組織のデータ統合インフラストラクチャを簡素化することにより、拡張性の高いアーキテクチャを構築することができるためデータの活用の効率化などに寄与するとして注目されています。

おわりに

今回は2022年に注目されそうな12のITトレンドをご紹介しました。個々のテクノロジーやトレンドは正直まだまだ馴染みのない人が大半だと思いますが、2022年以降、少しずつ開発やビジネスの現場で話題になる可能性もあるかもしれませんので、まずはこれらの用語だけでも頭の片隅に入れておいてはいかがでしょうか。

2022年以降、実際に個々の取り組みが進み、より具体的な事例なども交えてご紹介できるようになれば、SHIFT ASIAのブログでもあらためて詳しく取り上げる機会もあるかと思いますので、どうぞご期待ください。

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