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【2023年8月】日本とグローバルのスマホOSシェア|iPhoneとAndroidの比較を中心にご紹介 お役立ちデータ

更新日:2023/11/07 SAブログ編集部

【2023年8月】日本とグローバルのスマホOSシェア|iPhoneとAndroidの比較を中心にご紹介

本記事では、日本と海外における2023年8月時点での最新のスマートフォン(以下スマホ)OSシェアを中心に、以下の期間におけるスマホOSシェアについてご紹介します。

  • 2023年8月(最新月)
  • 2023年1月~6月(2023年の暦上の上半期)
  • 2018年~2022年(直近5年間)

なお、スマホのOSシェアは日本でも海外でもiPhoneとAndroidに二極化していることから、これまでと同様にiPhoneのOSであるiOSとAndroidの2つのOSを中心に取り上げて比較します。また、今回は上記の各期間のデータについて前回からどのような変化が見られるかについても注目してご紹介します。

前回は2022年6月時点での日本と海外のスマホOSシェアについてご紹介しましたので、2022年のデータも知りたいという方は以下の記事もご参照ください。
【2022年6月】日本とグローバルのスマホOSシェア|IPhoneとAndroidの比較を中心にご紹介

本記事におけるすべてのデータは、以下のWEBサイトを通じて取得しています。
https://gs.statcounter.com/

【2023年8月】日本とグローバルのスマホOSシェア比較

2023年8月の日本とグローバル(日本も含む世界全体)におけるスマホOSシェアは下の図の通りです。

出典:
https://gs.statcounter.com/os-market-share/mobile/worldwide/#monthly-202308-202308-bar
https://gs.statcounter.com/os-market-share/mobile/japan/#monthly-202308-202308-bar

※その他のOSはiOS・Androidと比較してマーケットシェアが小さいため、その他としてまとめています
※以下、すべて同Webサイトを通じてデータを取得しています
https://gs.statcounter.com/

日本では依然としてiOSが優勢な状況が続いており、2023年8月時点で69.3%と約7割のシェアを占めています。
前回調査時の2022年6月と比較すると、64.8%から69.3%に4.5%シェアが拡大しています。

一方で、Androidは30.6%とiOSに比べると半分以下のシェアに留まっており、2022年6月と比べると、35.1%から30.6%へと4.6%シェアが縮小しています。
4.6%というと小さく見えるかもしれませんが、その縮小率は約13%とかなりの大きさとなっています。

iOSとAndroidのシェアの変動を見ると、iOSのシェアが4.5%拡大した分、ほぼそのままAndroidのシェアが4.6%縮小したという形です。
その他のOSシェアはほぼ変わらず、iOSとAndroidの2OSが支配的であるという状況は変わっていません。

続いて、海外のスマホOSシェアでは、日本とは正反対にAndroidが70.8%と約7割のシェアを占めています。
前回調査時の2022年6月と比較すると、72.1%から70.8%に1.3%シェアが縮小しています。

一方、iOSのシェアは28.5%となっており、2022年6月と比較して27.2%から28.5%に1.3%シェアが拡大しました。

その他のOSシェアは2022年6月と変わらず、AndroidとiOSでのみシェアの変動が見られました。
海外も日本と同様にiOSとAndroidの2OSがほとんどのシェアを占めているものの、日本よりもその他OSのシェア率が高く、海外ではスマホのOSにより多様性があると言えます。

2023年8月時点と2022年6月時点のスマホOSシェアの比較に関して注目すべきポイントとしては、日本・グローバルともにiOSのシェアが拡大しているということでしょう。

前回調査時には日本・グローバルともにAndroidのシェアが微増していたため、今回は全く逆の変化となりました。
その背景として、iPhoneの更なるブランド力の強化や、新興国を中心とする経済発展や所得向上といったことが考えられますが、この流れが今後も継続するのか、あるいは短期的なものに過ぎないのかどうか、引き続き注目です。

なお、「なぜ海外ではAndroidのシェアがiPhoneのシェアより高いのか」については以前の記事でもご紹介していますが、主な理由としては「AndroidはiPhoneに比べて比較的安価であること」「AndroidはiPhoneに比べて製品のバリエーションが豊富なこと」などが考えられます。
こちらの記事で詳しくご紹介していますので、宜しければ併せてご参照ください。
【2021年10月】日本とグローバルのスマホOSシェア|iPhoneとAndroidの比較を中心にご紹介

続いては、2023年8月の日本と海外でのスマホOSシェアについて、上でその他OSとして分類したOSの詳細までも含めたランキングをご紹介します。

【2023年8月】スマホOSシェア詳細:日本

OS

iOS

Android

Playstation

Samsung

Windows

Other

マーケットシェア率

69.3%

30.6%

0.07%

0.06%

0.01%

0.02%

【2023年8月】スマホOSシェア詳細:グローバル

OS

Android

iOS

Samsung

Unknown

KaiOS

Windows

Linux

Other

マーケットシェア率

70.8%

28.5%

0.4%

0.2%

0.1%

0.02%

0.02%

0.03%

2023年8月のスマホOS詳細シェアについては、前回以前の調査時と同様に、日本もグローバルもiOSとAndroidの2強以降は1%以下のシェア率のOSが続いています。

シェア率3位以降でのポイントを挙げるとすれば、iOSとAndroidに比べると非常に小さいものの、Samsungが日本で0.06%、グローバルで0.4%とその他OSのなかでは比較的大きなシェアを持っています。

ここまでのデータから、日本マーケットを対象とする場合のシェア率に基づいた基本的な優先順位の考え方としては、iOSを最優先として時点でAndroidとなるというのは前回以前から変わりません。

一方で海外マーケットを対象とする場合は、もちろん国によってシェアは異なるものの、全体的に日本とはOSのシェア率が逆転してAndroidが最大シェア率のOSとなり、次点でiOSとなる点は同様に注意が必要です。
また、グローバルでは0.4%と小さいながらもSamsungが一定のシェアを持っているため、場合によってはSamsungまでカバーすることも検討の余地があるでしょう。

ここまでは2023年8月単月のスマホOSシェアについて紹介してきましたが、ここからは期間を伸ばし、2023年1月~6月の上半期におけるスマホOSシェアと、直近5年間にあたる2018年~2022年のスマホOSシェアの推移についても参考としてそれぞれご紹介いたします。

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【2023年1月~6月】日本とグローバルのスマホOSシェア比較

2023年1月~6月の日本とグローバルにおけるスマホOSシェアは以下の通りです。

2023年8月単月のデータと比べると、日本・グローバルともにそこまで大きな差はありませんが、日本ではiOSのシェアが1~6月平均の68.7%に比べて、8月は69.3%と0.6%の差があることから、日本では短期的にiOSのシェアが拡大していると言えます。

一方で、グローバルではAndroidのシェアが1~6月平均の70.3%に比べて8月は70.8%と0.5%伸びており、日本とは逆に短期的にはAndroidのシェアが拡大していると考えられます。

【2018年~2022年】直近5年間の日本とグローバルのスマホOSシェア推移

【2018年~2022年】直近5年間の日本のスマホOSシェア推移

2018年~2022年の直近5年間の日本のスマホOSシェアを見ると、2020年にiOSが6%近くシェアを大きく落とし、Androidのシェアが拡大した点が目につきます。

しかしながら、2021年はiOSが巻き返し、Androidは3%のダウンとなりました。
2022年にはiOSが0.6%シェアを落とし65.9%に、Androidは34.0%へ0.7%シェアを拡大しましたが、2020年と2021年ほどの大きな変化はなく、軽微な変動となっています。

5年間を通しての傾向としては、さらにiOSとAndroidの二極化が進んでおり、その他のOSシェアは0.5%から0.1%まで縮小しています。またiOSとAndroidではややAndroidのシェアが伸びている傾向にあります。

しかしながら、直近となる2023年8月のデータではAndroidが30.6%とシェアを大きく落としており、2018年・2019年と同様のシェア比率となっています。

2023年はこのままiOSのシェア拡大が続くのか、あるいはAndroidがシェアを巻き返していくのかが大きなポイントとなるでしょう。

【2018年~2022年】直近5年間のグローバルのスマホOSシェア推移

2018年~2022年の直近5年間のグローバルでは、iOSのOSシェアが継続して拡大を続けており、5年間で20.5%から27.9%に大きくシェアを伸ばしました。

その一方で、同期間においてAndroidは75.5%から71.5%に、その他OSのシェアは4.1%から0.7%にそれぞれ大きく縮小していることがポイントとして挙げられます。

全体的に、Androidとその他のOSを使用していたユーザーが、iOSに切り替える流れが続いていると言えます。

直近では上で述べた通り、2023年8月のデータではiOSが28.5%とさらにシェアを拡大しており、引き続きiOSのシェアが拡大を続けています。
したがって、これまでの傾向からすると、2023年も継続してiOSのシェアが伸びる可能性が高いと考えるのが自然でしょう。

日本および海外でスマホ向けのアプリやサービスを検討する際には、こちらでご紹介したスマホOSシェアのデータもぜひ参考にしてみてください。

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