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2024年に注目されそうな10のITトレンドとは ビジネス・ITトレンド

更新日:2024/02/07 SAブログ編集部

2024年に注目されそうな10のITトレンドとは

2023年は、OpenAIのChatGPTを筆頭に生成AIが大きな盛り上がりを見せ、生成AIはもはやトレンドという枠を超えて今やビジネスに無くてはならないものとなりつつあります。
そうした2023年を経て、2024年にはどのようなテクノロジーに注目すべきなのでしょうか。

本記事では、2024年に大きな発展や注目が見込まれそうな最新のITトレンドをご紹介するため、IT分野を中心にリサーチ・アドバイザリーを行う米国企業ガートナーの発表をもとに、2024年のテクノロジー動向について解説します。

2024年のITトレンドにおける3つのテーマ

ガートナーの日本法人であるガートナージャパンは、2023年11月に2024年の戦略的テクノロジのトップ・トレンドを発表し、2024年に注目すべき10の技術トレンドを示しました。

同社はこれら10の技術トレンドについて「投資の保護(Protect your investment)」、「ビルダーの台頭(Rise of the builders)」、「価値のデリバー(Deliver the value)」という3つのテーマに分類しました。

これらの3つのテーマについて、それぞれどのような技術トレンドと関連するのかについてまずはみていきましょう。

投資の保護:Protect your investment

「投資の保護」は、テクノロジーに対する投資から持続的なリターンを確保するための、信頼性・安全性・持続性に寄与する以下のトレンドと関連します。

  • AI TRiSM (AIの信頼性/リスク/セキュリティ・マネジメント)
  • 継続的な脅威エクスポージャ管理
  • インダストリ・クラウド・プラットフォーム
  • 持続可能なテクノロジ
  • ジェネレーティブAIの民主化

ビルダーの台頭:Rise of the builders

「ビルダーの台頭」には、特定の業界や組織、専門家に適した技術の活用に加えて、専門家ではない人々にも創造が可能となる技術によって、アプリケーションやソリューションの開発・運用に関わる多くの人々の創造力の発揮につながる以下のトレンドが関連します。

  • プラットフォーム・エンジニアリング
  • AI拡張型開発
  • インダストリ・クラウド・プラットフォーム
  • インテリジェント・アプリケーション
  • 持続可能なテクノロジ
  • ジェネレーティブAIの民主化

価値のデリバー:Deliver the value

「価値のデリバー」には、急速に進化・発展するデジタルツールへのアクセスを容易にし、顧客ニーズの変化に連続的に対応することで、より優れた価値を届けるための以下のトレンドが関連します。

  • マシン・カスタマー
  • 拡張コネクテッド・ワークフォース
  • インテリジェント・アプリケーション
  • 持続可能なテクノロジ
  • ジェネレーティブAIの民主化

以上のように、3つのテーマと10のITトレンドとは一対一の関係ではなく、複数のテーマにまたがる形で関連するトレンドが存在します。

そのなかでも特に「持続可能なテクノロジ」と「ジェネレーティブAIの民主化」は3つのすべてのテーマに関連する重要なITトレンドとなっています。

2024年に重要となる10の技術トレンド

続いては、ガートナーによる2024年に重要となる10のITトレンドについて一つずつみていきましょう。

AI TRiSM (AI Trust, Risk, Security Management:AIの信頼性/リスク/セキュリティ・マネジメント)

AI TRiSM(AIの信頼性/リスク/セキュリティ・マネジメント)は、AIシステムを適切に管理し、AIにコンプライアンスを遵守させることによって、データのプライバシーを保護することを保証するための包括的なテクノロジーです。

AI TRiSMは、AI活用において大きなリスクとなっている「ユーザーはAIモデル内で実際のところ何が起きているのかがわからない」というブラックボックス化から生じるリスクを軽減します。
AIを採用する組織は、AI TRiSMによってより効果的にAIを活用できるようになり、ビジネス目標の達成にも寄与するとしています。

具体的には、「2026年までに、AIの信頼性/リスク/セキュリティ・マネジメントのコントロールを適用する企業は、誤った情報や不正な情報を最大80%排除し、意思決定の精度を高めるようになる」とガートナーは述べています。

CTEM (Continuous Threat Exposure Management:継続的な脅威エクスポージャ管理)

CTEM(継続的な脅威エクスポージャ管理)は、ますます高まるサーバーセキュリティの脅威に対して、組織がより効果的に対応するための戦略的な取り組みです。

CTEMは、従来の方法では不十分だった将来のセキュリティリスクへの対策を強化し、ビジネスにとって重大な脅威を特定することで対応の優先順位をつけることを可能とします。
それによって脅威に対する継続的な対策とセキュリティに対する投資を最適化し、組織のセキュリティリスクを大幅に減少させることにつながります。

具体的な効果として、「2026年までに、継続的な脅威エクスポージャ管理プログラムに基づいてセキュリティ投資の優先順位を設定している組織は、セキュリティ侵害を3分の2減らせるようになる」とガートナーは述べています。

持続可能なテクノロジー

持続可能なテクノロジーは、ESG(環境・社会・ガバナンス)の成果を推進するためのデジタルソリューションのフレームワークです。
ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を組み合わせた言葉であり、企業の長期的で持続可能な成長のために必要な3つの観点を表しています。

AIや暗号通貨をはじめとする現代のテクノロジーは、その先進性ゆえに、環境や社会、ガバナンスへのさまざまな影響が懸念されています。
そうしたなかで、持続可能なテクノロジーはコスト削減やエネルギー効率の向上、資源活用の最適化に加え、人々の健康増進や責任ある企業活動の追跡可能性を提供することを通じて、ESG目標の達成を支援します。

ガートナーは、「2027年までに、CIOの報酬の25%はサステナブルテクノロジーへの貢献度に連動するようになる」と予測しています。

プラットフォーム・エンジニアリング

顧客ニーズは多様化し、ますますその変化のスピードは速くなっています。
それに伴ってプロダクトのライフサイクルも早まるなかで、開発の効率や生産性の向上がますます重要となっています。
こういった状況に対応するために新たな手法として注目を集めているのがプラットフォーム・エンジニアリングです。

プラットフォーム・エンジニアリングは、アプリケーション提供とビジネス価値創出を加速させるテクノロジーのアプローチであり、再利用可能なコンポーネントや、ツール、様々なプラットフォームサービス、ナレッジなどを自社のプラットフォーム上で管理・運用します。
この手法によって開発者の生産性が向上し、より迅速に顧客価値を提供できるようになると期待されています。

ガートナーによれば、2026年までに、大規模なソフトウェアエンジニアリング組織の80%が、アプリケーション配信のための再利用可能なサービスやコンポーネント、ツールの内部プロバイダーとしてプラットフォームエンジニアリングチームを設立すると予測されています。

AI拡張型開発

AI拡張型開発は、アプリケーションの設計やコーディング、テスト支援に生成AIや機械学習などのAIテクノロジーを利用する開発のことです。
AI拡張型開発によってソフトウェア開発に関する作業の一部を自動化することで開発者の生産性を高め、高まり続けるソフトウェアのニーズに開発者が対応しやすくすることを支援します。

その結果として、開発者がコーディングなどに要する時間を短縮し、より価値提供に直結する設計や構成といった上流工程に割ける時間を増やすことが期待されています。

一方で、こちらの10の技術トレンドにも挙げられているAI TRiSMにもあるように、生成AIをソフトウェア開発に活用することはデータプライバシーの違反や知的財産の流出、そして出力されたコードの正しさなどに関するリスクがある点には注意が必要です。

インダストリ・クラウド・プラットフォーム

インダストリ・クラウド・プラットフォームは、SaaS(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、IaaS(Infrastructure as a Service)を組み合わせたものであり、特定の業界ニーズに特化したソリューションを提供するために設計されたクラウドプラットフォームです。

インダストリ・クラウド・プラットフォームを通じて、業界特有のビジネスやデータ、コンプライアンスなどのニーズに迅速に対応し、変化を加速させる柔軟な方法を提供することを可能とします。

ガートナーによると、2027年までに70%以上の企業がビジネスイニシアチブを加速するためにインダストリ・クラウド・プラットフォームを利用すると予測されています。
2023年にはインダストリ・クラウド・プラットフォームを活用する企業の割合は15%未満だったため、4年間で4倍以上の利用拡大が見込まれています。

インテリジェント・アプリケーション

インテリジェント・アプリケーションは、AIを活用してトランザクションや外部からのデータによって自ら学習し、適切な反応を自律的に行うことができるアプリケーションです。

インテリジェント・アプリケーションは、分析の実行やアクションの提案、作業の自動化などに活用され、よりパーソナライズされた対応やリソースの効率化、正確性の向上などを通じて、より細かな対応と意思決定サポートを実現します。

ガートナーによれば、2026年までに、新しいアプリケーションの30%がAIを利用してパーソナライズされた適応型ユーザーインターフェースを組み込むようになると予測されています。
現在の利用率は5%未満のため、6倍以上に拡大すると見込まれています。

ジェネレーティブAIの民主化

ジェネレーティブAI(生成AI)の民主化が進むことで、世界中の人々がこれまで以上に生成AIを活用し、新しい製品の迅速なアイデア出しや会話形式での情報取得などを通じて、格段に多くの情報やスキルにアクセスできるようになります。

具体的には、ガートナーでは2026年までに80%以上の企業が生成AI APIやモデルを使用し、生成AIに対応したアプリケーションを導入するようになると予測しています。

その結果として人々の生産性や効率の飛躍的な向上が期待されていますが、その一方で生成AIの幅広い活用には機密データの漏洩やデータの誤用といったリスクも伴います。

ITリーダーはこれらのリスクを軽減しつつ生成AIの価値を最大化するために、使用事例の優先順位付けやビジネス価値の定量化、変更管理アプローチの採用といった行動を取る必要があります。

拡張コネクテッド・ワークフォース

拡張コネクテッド・ワークフォースは、従業員の能力開発やウェルビーイングの向上を目的とし、インテリジェント・アプリケーションやワークフォース・アナリティクス(労働力分析)を駆使して従業員に日々の業務で必要な情報やサポートを提供することにより、人材の価値を最大化するための戦略です。

このアプローチによって人材活用の効率化と人材の能力拡大を推進し、ビジネス成果の向上を通じて重要なステークホルダーに利点をもたらします。

ますます高まる人材価値の最大化に対するニーズに応える形で、このトレンドは盛り上がりを見せています。
Gartnerによると、2027年末までにCIOの25%はこのイニシアティブを活用して、重要なスキルの習得にかかる時間を半減させることができると見込まれています。

マシン・カスタマー

マシン・カスタマー(顧客ボット)は「支払いと引き換えにモノやサービスを自律的に交渉・購入できる」、AIによって駆動する顧客です。AIによって加速されるマシン・カスタマー(顧客ボット)のトレンドは、デジタルサービスに対する新たな需要を生み出しています。

マシン・カスタマーは人間に比べてより合理的かつ論理的な購買行動を示し、人間の顧客とは異なるニーズと振る舞いを持っています。
企業は、製品やサービス情報をAIに対応させることや、デジタル商取引戦略にマシン・カスタマーを組み込むこと、そしてAIエージェントと連携できるセールスやサービススタッフを訓練することで対応する必要があります。

2030年までにマシン・カスタマーが収益の20%以上を占めると見込まれており、この新しい顧客層に対して適切なサービスを提供することで、市場の拡大が期待されています。

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