本記事では、日本と海外における2025年6月時点でのスマートフォン(本記事では以降「モバイル」と呼びます)とPCのWEBブラウザシェアについて、以下の6つの組み合わせでのシェアをご紹介します。
• 日本国内のPC+モバイルのWEBブラウザシェア
• 日本国内のPCのWEBブラウザシェア
• 日本国内のモバイルのWEBブラウザシェア
• 世界中でのPC+モバイルのWEBブラウザシェア
• 世界中でのPCのWEBブラウザシェア
• 世界中でのモバイルのWEBブラウザシェア
過去の日本と海外のWEBブラウザシェアについても知りたいという方は、以下の記事もご参照ください。
【2024年12月】日本とグローバルのWEBブラウザシェアランキング(PC・モバイル)
【2022年6月】日本とグローバルのWEBブラウザシェアランキング(PC・モバイル)
【2021年10月】日本とグローバルのWEBブラウザシェアランキング(PC・モバイル)
なお、本記事におけるすべてのデータは、以下のWEBサイトを通じて取得しています。
https://gs.statcounter.com/
日本のWEBブラウザシェアランキング(2025年6月)
はじめに、日本国内における「PCとモバイルの合計」「PC」「モバイル」それぞれのWEBブラウザシェアランキングをご紹介します。
PC+モバイルのWEBブラウザシェアランキング(2025年6月):日本

PC+モバイルのWEBブラウザシェア詳細(2025年6月):日本
WEBブラウザ名 | マーケットシェア率 |
Chrome | 56.3% |
Safari | 25.3% |
Edge | 10.9% |
Firefox | 3.5% |
Brave | 1.2% |
Samsung Internet | 0.8% |
Opera | 0.6% |
360 Safe Browser | 0.3% |
UC Browser | 0.2% |
QQ Browser | 0.2% |
Sleipnir | 0.1% |
Mozilla | 0.1% |
IE | 0.1% |
Coc Coc | 0.1% |
Yandex Browser | 0.1% |
Sony PSP Vita | 0.1% |
Android | 0.04% |
Whale Browser | 0.04% |
Edge Legacy | 0.02% |
Sogou Explorer | 0.02% |
Pale Moon | 0.01% |
Other | 0.1% |
出典:https://gs.statcounter.com/(以下すべて同じ)
2025年6月時点での日本国内のPC+モバイルのWEBブラウザシェアは、依然としてChromeが1位で56.3%となっています。
以降は2位のSafariが25.3%、3位のEdgeが10.9%、4位のFirefoxが3.5%、5位のBraveが1.2%と続いています。
前回2024年12月の調査時と比較すると、それぞれのシェアには若干の差はあるものの上位4ブラウザとその順番は変わりません。しかしながら、シェア5位はSamsung Internetに変わってBraveがランクインしました。
引き続きChrome・Safari・Edgeの上位3ブラウザで全体の約96%のシェアを占めており、Chrome・Safari・Edgeが日本における主要3ブラウザと言える状態は変わりません。
日本国内でPC・モバイルを問わないWEBサービスを展開する場合は、引き続きChrome・Safari・Edgeへの対応は必須として、追加でFirefoxやBrave、Samsung Internetなどを対応ブラウザとして検討するのが基本となるでしょう。
PCのWEBブラウザシェアランキング(2025年6月):日本

2025年6月時点での日本のPCブラウザについては、引き続きChromeのシェアが圧倒的となっており、Chromeのシェアは65.1%と7割近くまで拡大しています。
Chromeに続くEdgeは19.6%となっており、ChromeとEdgeの両ブラウザで約85%とほとんどのシェアを占めています。
その後はSafari、Firefox、Braveと続きますが、依然としてPCではChromeとEdgeの二強状態にあります。
前回調査時の2024年12月と比較すると、Chromeのシェアが63.3%から65.1%にさらに伸びていることがわかります。一方でEdgeのシェアは20.7%から19.6%に下がっており、ますますChromeのシェアが広がっています。
また、シェアは約1.5%と小さいものの、新たにBraveがその存在感を強めています。
日本国内でPC向けのWEBサービスを展開する場合は、引き続きChrome・Edgeは必須とした上で、SafariとFirefoxまでを対応ブラウザとすることで全体の約96%をカバーすることが可能です。
モバイルのWEBブラウザシェアランキング(2025年6月):日本

2025年6月時点でのモバイルWEBブラウザシェアは、Safariが47.4%、Chromeが46.5%のシェアを獲得しています。SafariとChromeの2ブラウザだけで約94%のシェアを占めており、日本国内のモバイルWEBブラウザは実質的に2ブラウザの寡占状態にあります。
2024年12月時点のシェアと比較すると、僅差ではあるものの、再度SafariのシェアがChromeのシェアを逆転しています。
グローバルのWEBブラウザシェアランキング(2025年6月)
続いて、グローバルでの「PCとモバイルの合計」「PC」「モバイル」それぞれのWEBブラウザシェアランキングをご紹介します。
PC+モバイルのWEBブラウザシェアランキング(2025年6月):グローバル

PC+モバイルのWEBブラウザシェア詳細(2025年6月):グローバル
WEBブラウザ名 | マーケットシェア率 |
Chrome | 68.7% |
Safari | 16.0% |
Edge | 5.0% |
Firefox | 2.4% |
Samsung Internet | 2.1% |
Opera | 1.9% |
Brave | 0.9% |
UC Browser | 0.8% |
Android | 0.7% |
Yandex Browser | 0.4% |
360 Safe Browser | 0.3% |
QQ Browser | 0.3% |
IE | 0.1% |
Coc Coc | 0.1% |
Whale Browser | 0.1% |
Mozilla | 0.1% |
Sogou Explorer | 0.03% |
Unknown | 0.03% |
Ecosia | 0.02% |
Instabridge | 0.02% |
Pale Moon | 0.02% |
Edge Legacy | 0.02% |
Puffin | 0.01% |
KaiOS | 0.01% |
Other | 0.02% |
2025年6月時点でのグローバルのPC・モバイル合計のWEBブラウザシェアでは、相変わらずChromeが68.7%と圧倒的なシェアを占めています。
Chromeは日本のPC+モバイルWEBブラウザシェアでも同様に1位ですが、グローバルでは日本の56.3%に比べて約12%高く、世界ではより支配的なブラウザとなっています。
以降はSafariが16.0%、Edgeが5.0%、Firefoxが2.4%と続いており、シェア上位4位のブラウザは日本とグローバルで同じ順番となっています。
前回調査時の2024年12月時点からそのシェアに大きな変化は見られず、安定的に推移しています。
PCのWEBブラウザシェアランキング(2025年6月):グローバル

2025年6月時点でのグローバルのPCのWEBブラウザでは、PC・モバイルの合計と同様にChromeが圧倒的なシェアを誇っており、66.6%のシェアを占めています。
以降はEdge、Safari、Firefoxと続きますが、PCにおいてはEdgeのシェアが比較的高く、2位がEdge、3位がSafariとなっており、PC・モバイルの合計シェアとは順番が入れ替わっています。
モバイルのWEBブラウザシェアランキング(2025年6月):グローバル

2025年6月時点でのグローバルのモバイルのWEBブラウザでは、引き続きPCと同じくChromeが圧倒的な首位に立っており、69.9%のシェアを占めています。
続くSafariは20.9%となります。
前回調査時の2024年12月のシェアと比較すると、Chromeはそのシェアがほとんど変わらない一方で、Safariは21.5%から20.9%とシェアを若干縮小しています。
日本のモバイルにおいては、僅差でSafariがChromeのシェアを逆転しており、モバイルにおけるChromeとSafariのシェアの割合には日本とグローバルの間で大きな違いがあします。
そのため、グローバルでモバイル向けWEBサービスを検討する際には、シェアの差を忘れずに考慮するようにしましょう。
WEBブラウザシェアの全体の傾向として、世界的にはChromeが支配的な状況が続いていますが、日本においてはSafariがやや盛り返しています。
引き続き、今後のWEBブラウザシェアの動向には要注目です。
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