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テスト自動化でテスト工数を70%削減。同時にテスト範囲の拡大や精度の向上により、不具合率を半減させることにも成功

テスト自動化でテスト工数を70%削減。同時にテスト範囲の拡大や精度の向上により、不具合率を半減させることにも成功

教育

テスト自動化

テスト自動化でテスト工数を70%削減。同時にテスト範囲の拡大や精度の向上により、不具合率を半減させることにも成功

教育×テクノロジーの領域において、モバイルアプリやブラウザアプリケーション、授業内システムなど、さまざまなチャネルを通じて家庭教育および教育プログラムを提供するお客様に対してテストの自動化を行い、テスト工数の大幅な削減と品質の向上を同時に実現した事例についてご紹介します。

お客様の課題

同社では、長い期間にわたって使用していた自社システムのレガシー化が大きな課題となっていました。
そのため、度重なるアップデートを経て大規模化・複雑化していた既存のシステムから、パフォーマンスや保守性に優れる新しいシステムへのマイグレーションを決断。

しかし、マイグレーションの過程で多くの不具合が発生しており、テストの工数もひっ迫していました。
同社の品質保証チームではテストが自動化されておらず、すべてをマニュアルテストで実施していましたが、テスト規模の拡大に伴いテストの効率化が必須となったため、テスト自動化において豊富な知見や実績を持つSHIFT ASIAにご相談を頂きました。

お客様の要件

自社システムのテストを自動化するにあたり、以下のような要望・要件を頂きました。

既存の品質保証チームの人員を増やすことなく、テストの範囲を2倍以上に拡大したい
保守性の高いテスト自動化フレームワークを構築してほしい
テスト自動化の導入後は、基本的な運用は自社の品質保証チーム内でできるようにしたい

SHIFT ASIAの対応と成果

まずはテスト自動化の戦略や計画を策定するために、対象システムの仕様と既存テストの内容を把握するところから着手。
そのうえでテストを自動化すべき範囲を導き出し、テスト工数の削減率や費用対効果をシミュレーション。ステークホルダーとの合意をはかったうえでテスト自動化を開始しました。

テスト自動化にあたっては、SHIFTによって開発された独自のテスト自動化フレームワークをベースに、SeleniumやPlaywrightを活用することでスケーラブルで持続可能な自動化フレームワークを開発。移行後の新システムにおける主要機能の大半を自動テストでカバーできるように、テストスクリプトの作成と実装を行いました。
また、常にアップデートされるシステムや要件に適応するために、テストスイートを強化するメンテナンスを継続的に実施。
自動テストが軌道に乗った後は、SHIFT ASIAのテスト自動化エンジニアがクライアント側の品質保証チームと緊密に連携し、お客様側で基本的な運用・保守ができるようにナレッジトランスファーを行いました。

本プロジェクトのテスト自動化を通じて、テストをマニュアルで実施していたときに比べてテスト工数を70%削減し、既存の品質保証チームから人員を増やすことなく、約3倍の範囲のテストが可能に。テストの範囲や精度が向上したことにより不具合率も半減し、システムの安定性が大きく向上しました。
また、お客様の要望を織り込んだテスト自動化フレームワークを構築したため、お客様側での継続的なメンテナンスを容易にする、堅牢かつ持続可能なテスト自動化体制を確立することができました。
さらに、テスト自動化によりテストの実行速度と効率が向上したことによって、開発スピードの向上という副次的な効果も得られました。

結果として、お客様は安定した高性能の教育プラットフォームを展開できるようになり、ユーザーに対してさらに高品質な教育サービスを提供できるようになりました。